イタリアの子どものミイラ、天然痘でなく肝炎に感染 DNA分析

天然痘の痕跡を示す中世最古の感染例と考えられていたイタリアの子どものミイラについて、実際には天然痘ではなくB型肝炎に感染していたことが分かったとする研究論文が4日、発表された。最新のDNA分析で突き止めたという。

 米医学誌に掲載された論文によると、この幼い子どもは16世紀にイタリア南部ナポリにあるサン・ドメニコ・マッジョーレ教会に埋葬されたという。

 顔に明白な発疹の跡があることから、専門家らの間では当初、この子どもが天然痘ウイルスに感染していたと考えられていた。

 カナダの研究チームは、残留するDNAを検出するために少量の皮膚と骨の組織サンプルを用いた再調査を実施した。

 ゲノム解析の結果、子どもに感染していたのはB型肝炎ウイルスだったことが判明。肝臓を攻撃するB型肝炎ウイルスも、発疹を引き起こす可能性がある。



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